Monday, 11 January 2016

グロさが中々すごい

"Clown"  『クラウン』 (2014年米国/カナダ) R15+


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


この作品はR15+なのですが、18にしてもいいのではないかと思いました。
中々のグロさです。
以前見たR18+猟奇殺人もの"악마를 보았다" 『悪魔を見た』 (2010年韓国)も相当凄惨な感じでしたが、今回の『クラウン』もそれに次ぐぐらいグロテスクなシーンが多くあったように思います。

ストーリーは非常にシンプルです。
ケント・マッコイ(アンディ・パワーズ)はピエロの扮装をして息子 ジャック(クリスチャン・ディステファノ)の誕生日を祝ったが、その後衣装を脱ごうとしても肌に貼り付いて脱げなくなってしまった。
彼を救う為に妻 メグ(ローラ・アレン)は奮闘し、呪われたピエロの衣装を元々扱っていたハーバート・カールソン(ピーター・ストーメア)も彼女に協力する。
しかし、ケントは次第に子食いの化け物に変身して行く…。
※結構えぐいです(注意)。

結末。
奥さん頑張ったね。こうするしかなかったわ。乙。

ケントも気の毒です。
元々何も悪くない。
誕生日の息子を喜ばせようとしただけなのです。
あの衣装に出会ってしまったのは運が悪いとしか言いようがない。

まあこれも悪魔に憑かれるパターンですね。
どこでどんな風に悪魔に憑かれるか分からない。
今回はピエロの衣装でした。
posted by みのり at 17:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sunday, 10 January 2016

伝えたかったことを伝えられれば救いになる

"The Sixth Sense"  『シックス・センス』 (1999年米国)


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


実は、私は『パッセンジャーズ』(2008年米国)を先に見ておりまして、その時に「『シックス・センス』と似ている」という他の方のコメントも見ていました。
私の場合、年代的には見た順番が逆なので、もし『シックス・センス』を先に見て『パッセンジャーズ』を後に見ていたら、それぞれの映画に対する感想、感覚、印象等も変わったかも知れません。
とにかく、上記の予備知識があった上で見たので、結末に驚きは無かったですね( ̄ー ̄;/(爆)残念ながら…。

2作品の違う所で言いますと、まず『パッセンジャーズ』は結果的にほぼ全て亡くなっている方たちによる、非現実な(生きている人々の「現実」とは違う)街での物語でした。
この『シックス・センス』は生きている人々の「現実」の街で起こる物語です。
そして、死者が見えて彼らと話すこともできる9歳の少年 コール・シアー(ヘイリー・ジョエル・オズメント)が登場します。
死者が見えるってのも大変だなと思う…。
日常的に相当怖い思いもたくさんするでしょうし、精神的負担が半端無いと思われます。

そんな中でも、残された人たちに死者からの伝言を伝えるコール。
確かに、何かしらの後悔、言いたかったこと、やりたかったこと等を残して亡くなった人の魂はこの世にとどまってしまうかも知れない。

児童心理学者 マルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)はコールに会い治療に当たっていたが、終盤に、実はマルコムも亡くなっていた人だったことが分かります。
約1年前、マルコムの自宅に彼が10年前担当していた患者 ヴィンセント・グレイ(ドニー・ウォールバーグ)が押し入り、その時にマルコムはグレイに銃で撃たれて亡くなっていたのです。

最後は涙が出ました。
久し振りに映画を見て泣いた気がする。
何らかの形で伝えたかったことを伝えられれば、それが亡くなった人にとっても、生きている人にとっても救いになるのだと思う。
確かに『パッセンジャーズ』はこの映画に似ています。
テーマは同じかなと思います。
posted by みのり at 03:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sunday, 27 December 2015

身体も痩せるが、心もおかしくなって来た

"Stephen King's Thinner"  『スティーヴン・キング 痩せゆく男』 (1996年米国)


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


肥満体の弁護士・ビリー・ハレック(ロバート・ジョン・バーク)は、ある日誤ってロマの老女・スザンヌ・レムキ(イルマ・セント・ポール)をひき殺してしまうが、後日法廷にて旧知の判事・ケアリ・ロシントン(ジョン・ホートン)や警察署長・ダンカン・ホープリー(ダニエル・フォン・バーゲン)の助けによって無罪にしてもらう。
その帰り、ロマの長老でスザンヌの父親・タズ・レムキ(マイクル・コンスタンティン)がビリーの前に現れ、手で彼の頬に触れ「痩せて行く」と告げて去る。
翌日からビリーは急激に痩せて行くのだった。
最初の内は「ダイエットが成功した」と喜んだビリーだったが…。

判事も署長もビリーと同じようにレムキに呪いを掛けられており、肌が変化して無残な姿になり、署長は自殺、判事は入院していたがその後亡くなった。

ビリー、でぶちゃんからガリガリに…135kg→57kg。
特殊メイクがすごいです。
痩せ細ったビリーは顔色も悪く、如何にも体調悪そう。

以前のビリーの依頼人・リッチー・ジネリ(ジョー・マンテーニャ)がビリーに代わってレムキらに復讐を。
やられたらやり返す、その応酬がすごい。

不気味だー( ̄ー ̄;/。
最後の方、ビリー(の心)もおかしくなって来てる。
レムキを追う間中も、妻・ハイディ(ルシンダ・ジェニー)と担当医・マイク・ヒューストン(サム・フリード)の不倫を疑い、彼らへの憎悪から。
レムキとの取引で呪いはパイに移り、ビリーの痩せは止まったけれども。
結局破滅に向かいそうだ。

元はと言えば、ビリーが犯した罪を揉み消してもらったことが事の始まり。
なので彼らに罰が下るのは自業自得と言える。
やはり悪いことをしてはいけないということだ。
posted by みのり at 02:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Saturday, 05 December 2015

クズの弾除け

『藁の楯 わらのたて』 (2013年日本)


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


清丸国秀(藤原竜也)は8年前、西野めぐみちゃん暴行殺害事件を起こし服役。
仮出所後に7歳の小学生・蜷川知香ちゃんを暴行の末惨殺する。
知香の祖父で元経団連会長、資産家の隆興(山崎努)は一般紙に「この男を殺してください 清丸国秀29歳 御礼として十億円お支払いします。」という懸賞金の広告を出す。
こうして、金と欲に目がくらんだ一般市民や警察官らが清丸の命を狙い始める。

警視庁警備部警護課警護第4係SP・銘苅一基(大沢たかお)、同第3係SP・白岩篤子(松嶋菜々子)、警視庁刑事部捜査第一課刑事・奥村武(岸谷五朗)、同・神箸正樹(永山絢斗)、福岡県警察刑事部捜査第一課刑事・関谷賢示(伊武雅刀)ら5人は福岡から東京への清丸護送任務に就く。
しかし清丸は本当にクズ。
こんな奴を護らなければならない銘苅らも大変だ。

清丸が現時点でどこに居るかが蜷川隆興の会社のサイトにアップされている。
情報が漏れているようだ。
護送車から新幹線に変更、そして号車まで知っているのは銘苅ら5人と車掌だけ。

神箸、新幹線の車中にて清丸の命を狙いに来たヤクザに撃たれて殉職。
神箸最期の言葉「清丸は、護る価値あんのか?」 「あんな、クソみたいな奴の為に、なんで、俺たちが命懸けなきゃなんねぇんだ」至極真っ当な疑問。
気の毒過ぎる。

奥村「生まれ付いてのクズ」。
きれいごとじゃなくて、世の中には護る価値も無いクズも居るという本当のことを描いている、と思います。

終盤。
銘苅は、ついに清丸を東京まで連行して来た。
その為に、多くの犠牲を払った…。

ここのところ、続けて色々と悪に関する洋画を見て来ましたが、今回邦画にて本当にとんでもないクズ中のクズを見た気がする。
見事なまでのクズでした。
藤原竜也君はよく演じたと思いますよ。
色々「徹底的」という意味に於いてすごい映画でした。
藤原君演じる清丸は徹底的にクズだし、大沢さん演じる銘苅は飽くまで任務に忠実という意味で徹底的。
警察官としてそれは正しいのだけれど、あまりにも柔軟性が無さ過ぎるとも思いました。
清丸移送の為に、一般人も巻き込まれ、警察官にも死傷者が多数出ているし、今回の移送メンバー・神箸、白岩も犠牲になった。
ここまで犠牲を出してまで、任務を全うする意味あるのか?ということ。
移送途中、神箸や白岩が疑問を呈する。
前述・神箸「清丸は、護る価値あんのか?」、白岩「銘苅さん、清丸が誰かに殺されるとしたら、この人{=清丸に殺された西野めぐみの父親(高橋和也)}が一番相応しいと思いませんか?」。
彼らの感覚の方がまともだと思う。
「藁の楯」とは「意味の無いもの」のことと自分は解釈しました。
原作には、「神の目から見れば、人がどんなに命を永らえようとあがいたところで、所詮それは藁の盾を手に戦場に赴くようなものである。――リチャード・ハンコック」という言葉が載っているようです。

ともかくこの作品は、私が今まで見て来た映画の邦画部門で一番と言ってもいいぐらい重厚で見応えのある警察映画でした。
物語の内容も重いです。
そしてキャストのみなさんの演技が素晴らしい。
迫真とはこのことです。
機会がありましたら是非見てみて頂きたいと思います。
posted by みのり at 19:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Monday, 23 November 2015

cautionary=「警告的」な映画

"The Counselor"  『悪の法則』 (2013年米国) R15+


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


cautionary=「警告的」という言葉が何回か出て来ます。
実際、主人公・カウンセラー(=弁護士、名前は出て来ない/マイクル・ファスベンダー)は、友人の実業家・ライナー(ハビエル・バルデム)や麻薬の仲買人・ウェストリー(ブラッド・ピット)に警告されたにも関わらず、軽い気持ちで危険な世界(麻薬ビジネス)に足を踏み入れた。

ライナーの愛人・マルキナ(キャメロン・ディアス)にとっては、軽い感じで悪の世界に入って来たカウンセラーは蜘蛛の巣に掛かった虫のようなものだった。
彼女は麻薬カルテルの運び屋から麻薬を盗む計画を実行に移す。
色々な人物を雇って指示しつつ、カウンセラーの存在を利用して彼が組織に疑われるように仕向ける。
マルキナ自身は単独で動いているようだが、彼女の情報網は?
どうやって様々な情報を得ているのだろう、という疑問はある。

まあ悲惨です。
R15+(この映画ではグロもエロもありますね)。
ボリートという装置。
序盤にライナーがその装置についてカウンセラーに説明するシーンがあります。
動き出したら止められないそうです。
怖いですよ。

軽い気持ちで悪の道に踏み入れると、後に状況が悪くなって後悔しても後戻りはできない、取り返しの付かないことになりますよ、という教訓(戒め)映画だろうか。
結局のところ、軽率な選択をした主人公は自業自得ですが、彼のその選択の所為で、周りの人間、彼の恋人・ローラ(ペネロペ・クルス)もライナーもウェストリーも犠牲(道連れ)になった。
このところ悪に関する映画を数本見て来ましたが、今回の場合マルキナはカウンセラーの隙に付け込んだ。
邪悪な人物に利用されないように気を付けましょう。
posted by みのり at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする