Monday, 23 November 2015

cautionary=「警告的」な映画

"The Counselor"  『悪の法則』 (2013年米国) R15+


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


cautionary=「警告的」という言葉が何回か出て来ます。
実際、主人公・カウンセラー(=弁護士、名前は出て来ない/マイクル・ファスベンダー)は、友人の実業家・ライナー(ハビエル・バルデム)や麻薬の仲買人・ウェストリー(ブラッド・ピット)に警告されたにも関わらず、軽い気持ちで危険な世界(麻薬ビジネス)に足を踏み入れた。

ライナーの愛人・マルキナ(キャメロン・ディアス)にとっては、軽い感じで悪の世界に入って来たカウンセラーは蜘蛛の巣に掛かった虫のようなものだった。
彼女は麻薬カルテルの運び屋から麻薬を盗む計画を実行に移す。
色々な人物を雇って指示しつつ、カウンセラーの存在を利用して彼が組織に疑われるように仕向ける。
マルキナ自身は単独で動いているようだが、彼女の情報網は?
どうやって様々な情報を得ているのだろう、という疑問はある。

まあ悲惨です。
R15+(この映画ではグロもエロもありますね)。
ボリートという装置。
序盤にライナーがその装置についてカウンセラーに説明するシーンがあります。
動き出したら止められないそうです。
怖いですよ。

軽い気持ちで悪の道に踏み入れると、後に状況が悪くなって後悔しても後戻りはできない、取り返しの付かないことになりますよ、という教訓(戒め)映画だろうか。
結局のところ、軽率な選択をした主人公は自業自得ですが、彼のその選択の所為で、周りの人間、彼の恋人・ローラ(ペネロペ・クルス)もライナーもウェストリーも犠牲(道連れ)になった。
このところ悪に関する映画を数本見て来ましたが、今回の場合マルキナはカウンセラーの隙に付け込んだ。
邪悪な人物に利用されないように気を付けましょう。
posted by みのり at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sunday, 08 November 2015

濃い霧の中=先行きが見えない中で彼らが取った決断

"The Mist"  『ミスト』 (2007年米国) R15+


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


原作:スティーヴン・キング『霧』。

ある町が濃い霧に包まれる。
その霧の中に、ムカデのでかいやつ様の怪物や、イナゴが巨大化したもの多数、プテラノドン的な飛ぶ恐竜様のもの数匹、巨大化した蜘蛛多数…等々おり、人々を襲う。
巨大化した動物等が人間を襲うというのはパニック映画でありがちな、B級ホラーな展開。

パニック状況では、人間は不安、恐怖に駆られ、何かにすがりたくなる。
そういう時に、狂信的な宗教信者が居ると危険だ。
今回カーモディ夫人(マーシャ・ゲイ・ハーデン)がスーパーに避難している皆に宗教を説き、外に居る怪物に生贄を出すまでに至った。
怪物よりも何よりも、結局のところ一番怖いのは極限状況での人間の心だなと思う。
狂って来ている。

終盤、主人公・デイヴィッド・ドレイトン(トマス・ジェイン)は、息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)、教師のアマンダ・ダムフリーズ(ローリー・ホールデン)らカーモディに洗脳されていない者と共にスーパーを脱出します。
車で行けるところまで行こうということになったのですが。
ついにガソリンが無くなって車は停止。
そこで彼らが取った行動、彼らの決断。
私は、納得行かないな。
確かに絶望的な状況だけれども、特に主人公のデイヴィッドはタフな人で、みんなで生きようという方向でここまで積極的に皆を引っ張って来たじゃない。
車が止まったのなら、皆で歩いて行けるところまで行こうとするのでは。
とにかく、できるところまで諦めない、と思うんですけどねー。
実際は、車が止まってしまって、タフなデイヴィッドでさえも、もうこれ以上は頑張れない、と観念してしまった、感じでした。
濃い霧の中=先行きが見えない不安の中、化け物の恐怖にさらされ、ずっと緊張感が続いて、憔悴し切っているし、タフな人でも、もう駄目だと弱気になってしまったということなのかなあ。

結末は悲惨…。
もう少し待てば良かったね、ということに(タラレバだけど)。
終わり方は原作とは違うらしい。
フランク・ダラボン監督が新たなエンディングを追加したようです。


■追記:
使用楽曲。
終盤の、何とも言えない気持ち、場面にて、印象的に使われています。

Dead Can Dance - The Host of Seraphim

タグ:映画 ミスト
posted by みのり at 05:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sunday, 01 November 2015

悪魔に憑かれるということの凄絶

"Deliver Us From Evil"  『NY心霊捜査官』 (2014年米国) R18+


※ネタバレありますので、内容を知りたくない方はご注意下さい。


R18+(今回録画分はR15+指定版)。
しかし元々R18+のものを何故R15+に落とすのかとは思いますね( ̄ー ̄;18のまま放送して頂きたいわ。
中々にグロいシーンはありました。
しかし18ならもっとすごかったんかなと( ̄ー ̄;どの辺を削ったのか。

この映画は元ニューヨーク市警巡査部長であり霊能力者のラルフ・サーチーの手記が原作だそうです。
実話かそれに近いものならすごいと思いますね。
実際にこういうことが起こったのなら、やはり恐ろしいでしょう。
しかし、正にモルダーとスカリーが捜査(に協力)しそうな物語ではある( ̄ー ̄;The X-Files的。

悪魔(or悪霊)的な力が働いている時は光源が切れる模様。
全体的にトーンは暗いです。
それと音響効果でかなり立ち上がりから不気味な雰囲気は出ています。

ニューヨーク市警の警察官・ラルフ・サーチー(エリック・バナ)には、悪魔的な力が働いている場や録画ビデオ(音声無し)に於いて他の人には聞こえない雑音や人の声を聞く能力があるらしい。
彼に協力するメンドーサ神父(エドガー・ラミレス)によると「憑かれた人間は怪力になり、声が変化し、透視能力を持つ。他人(ひと)の秘密を見透かす」らしい。
そんなの普通の人間は敵いませんね( ̄ー ̄;/強力過ぎる。
悪魔的なものの前では通常の人間は無力と思われます。

メンドーサ神父による悪魔祓い。
儀式は6段階。
存在、偽装、転換、声、衝突、追放。
悪魔祓い、中々に強烈です。
パワーと信念と悪魔の言うことに惑わされない心(集中力)が必要。

たまたまオカルト映画を2連発で見た形になりましたが。
前回書いた『オーメン』でもそうでしたが、やはり悪魔は人の弱みに付け込むのがうまいのです。

今回最後に思ったことは、悪魔に憑かれていて、悪魔祓いによって悪魔が抜けた人ってどんな感覚なんだろうということ。
憑かれている時にやった犯罪等も覚えているんだろうけど、自分の身体を乗っ取られていたんだから仕方ないんだけど、やはり罪悪感を感じるだろうな。
憑かれていた人も犠牲者の一人ですね。
posted by みのり at 03:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする